「特別ぜいたくはしていないのに、なぜかお金が残らないのよね」——
そんなつぶやき、心当たりはありませんか。
実は老後にお金で困る方の多くは、大きな失敗をしたわけではありません。
小さな習慣を、何年も続けているだけなんですよ。
この記事では、老後にお金で困る原因になりやすい8つの習慣と、その見直し方をお伝えします。
老後にお金で困るのは「事件」ではなく毎日の「習慣」です

家計を削るのは、一度の大きな出費ではありません。
毎月なんとなく出ていくお金のほうが、じわじわ効いてきます。
たとえば月5,000円の支出。
20年続けば120万円です(あくまで単純計算の概算です)。
「たった5,000円」と思っていた金額が、旅行何回分にもなるんですね。
これからお伝えする8つは、ボクが元教員時代に全部やっていたものです。
そう、全部です。
気になるところだけ読んでも大丈夫ですよ。
習慣①コンビニに立ち寄る|100円のつもりが800円になります

仕事帰りに「ちょっとだけ」と寄る。
コンビニでは、100円では何も買えないんですよね。
飲み物とお菓子を足して、気づけば500円。
ボクはストレス解消の方法が「食べること」しかありませんでした。
週2回×700円なら月約5,600円、年間約6万7,000円です。
コンビニが悪いのではありません。
金額を知らないまま続けるのが、もったいないのです。
やめるのが難しい方は、行く曜日を決める、財布に1,000円札だけ入れる。
小さな工夫で十分ですよ。
習慣②現金払い|家計の把握ができず、お金の流れが見えなくなります

「カードを使いすぎると破産するぞ」
そう教わってきた世代の感覚、よく分かります。
ボクもずっと同じ意識を持っていました。
でも現金は、どんぶり勘定になりやすいのです。
家計簿をつけていても、どこかで漏れが出ます。
1か月の総額があいまいなら、1年ではもっと誤差が広がります。
カード払いなら、利用明細が自動で残ります。
数字で振り返れるのが、いちばんの利点です。
使いすぎが不安な方は、カードを1枚に絞る、限度額を低く設定する、デビットカード(銀行口座から即時に引き落とされるカード)を使う。
安全策はいくらでもありますよ。
目的は節約ではなく「把握」です。
ちなみに、財布を開くとトランプができるほどカードをお持ちではありませんか。
習慣③スマホゲームへの課金|キャラは強くなっても自分は変わりません
今のゲームは、始めるのが無料です。
入り口がやさしく、誰でもすぐ始められます。
そして強くなるためには課金が必要、という仕組みになっています。
疲れて何もする気が起きない夜に、スマホを開いてしまう。
ボクもやっていました。
キャラクターのレベルは上がりましたが、自分のレベルは上がりませんでした。
スマホゲームの同じ仕組みは、お子さんやお孫さんのスマホでも働いています。
一度、話題にしてみてもいいかもしれませんね。
習慣④動画配信サービスへの課金|お金と時間が同時に減っていきます

問題は月額料金だけではありません。
「時間」も一緒に消えていくことです。
面白すぎて一気見してしまい、土日がまるごと終わっていた。
そんな経験、ありませんか。
料金は月1,000円〜2,000円程度が目安ですが、プランや改定で変わります。
最新の料金は各社の公式ページでご確認くださいね。
ボクの家では解約して、夫婦でジムに通うようになりました。
全部やめる必要はありません。
サービスを1つに絞る、見る曜日を決める。
それだけでも十分な見直しですよ。
習慣⑤スマホ代が月5,000円超|格安プランなら年3万円ほど下がることも

かつては月10,000円を超えるのが普通でした。
ボクは一番多いときで月12,000円ほど払っていました。
今は格安プランが当たり前です。
月5,000円を超えていたら、見直しのサインだと思ってください。
ボク自身は現在、データ無制限で月3,000円台に収まっています。
(楽天モバイルを使っています)
ただし金額は契約内容やキャンペーン、通話オプションの有無で変わります。
あくまでボク個人の実例として受け取ってくださいね。
また、ほとんどスマホを外で触らないという方には日本通信SIMという会社がおすすめ。
なんと最安で月290円。
実は僕も使ってみて、電波が切れない(ドコモ回線使用)のを確認しました。
月3,000円下がれば、年間約36,000円です。
乗り換えが不安な方は、今の契約プランを確認するところからで大丈夫。
それだけでも立派な第一歩です。
習慣⑥内容を把握していない生命保険|夫婦で月5万円が3千円台になった見直し方

ボクは24歳、新卒で教員になったときに保険の営業を受けました。
勧められるまま加入し、存在すら忘れたまま毎月2,000円ちょっとを11年間払い続けました。
子どもが生まれてからは学資保険に月30,000円以上。
夫婦合計で、一時期は月50,000円ほどになっていました。
今は掛け捨ての収入保障中心で、夫婦合わせて月3,000円台です。
保険証券が、引き出しの奥で家族写真より場所を取っていませんか。
ここで正確に整理しておきますね。
生命保険を見直す手順は4つです。
- 今、何本入っているか
- 毎月の保険料はいくらか
- いざというときいくら受け取れるか
- 誰のための保障か
紙に書き出すだけで大丈夫ですよ。
住宅ローンを組んでいる方は、団体信用生命保険(返済中に亡くなるとローンが完済される保険)があります。
死亡保障が重複していないか、あわせて確認してみてください。
保険は「不要」ではありません。
今のご家族の形に合っているか、で判断するものです。
習慣⑦自動車ローン|一括で買えない車は買わない
ボクは新卒のときに約100万円の車をローンで買いました。
ローンは今までで合計、2回組んでいます。車が大好きだったのです。
ここで分けて考えてほしいことがあります。
車を「娯楽・趣味」として買うのか。
それとも「移動手段」として買うのか。
移動手段なら、安い車で十分です。
すでにローン中の方は、繰り上げ返済を検討してみてください。
次の買い替えでグレードを下げる、という選択肢もあります。
車が生活必需品の地域にお住まいの方もいらっしゃいますよね。
「持たない」話ではなく「身の丈に合わせる」話ですので、ご安心ください。
なお、現在乗っている車は60万円、ニコニコカード一括払いで買ったコンパクトカーです(笑)
習慣⑧車両保険|結局使わないことも多いのです

結論、車両保険はいらないとボクは考えています。
なぜなら、いざという時「使ったら保険料が上がる」のと「満足な金額が出ない」から。
車両保険を使うと、等級が下がります。
等級が下がると、その後の保険料が上がる仕組みです。
ボクは事故を起こしたとき、10万円ほどの修理費を結局自費で払いました。
車両保険に入っていたのに、使わなかったのです。
年式が古い車は評価額が低く、受け取れる保険金も期待より少なくなりがちです。
ボクは今、車両保険をつけていません。
ただし、対人・対物賠償を外すのはやめてくださいね。
相手のある事故に備える保障は、削ってはいけない部分です。
新しい車やローン残債がある車では、車両保険が役に立つ場合もあります。
車の年式と、手元の貯蓄額で判断しましょう。
料金やサービス内容は最新情報を確認してください
記事に出てきた動画配信サービスや通信料金は、ボクが見直しをした時点の一例です。
民間サービスの料金は、プラン改定や値上げ、キャンペーンで頻繁に変わります。
金額は各社の公式サイトで、最新の料金ページを見てから判断してくださいね。
保険については、解約する前に保障内容と解約返戻金(解約したときに戻ってくるお金)を保険会社や担当者に確認しましょう。
先に確認、あとから手続き。
順番だけ守れば大丈夫です。
老後にお金で困る8つの習慣チェックリスト|まずは1つだけ選びましょう
- コンビニに立ち寄る
- 現金払いで総額を把握していない
- スマホゲームへの課金
- 動画配信サービスへの課金
- スマホ代が月5,000円超
- 内容を把握していない生命保険
- 自動車ローン
- 車両保険
全部やらなくて大丈夫です。
1つだけでも思い当たれば、それが第一歩ですよ。
8つ全部が当てはまっても、決してあなただけではありません。
ボクも全部やっていましたから。
とくにスマホ・保険・車の3つは固定費です。
一度見直せば、効果がずっと続く「一回きりの努力」なんです。
浮いた金額を紙に書き出しておくと、続ける力になりますよ。
我慢するためではなく「使いたいことに使う」ための見直しです
節約そのものが目的になると、苦しくなります。
ボクは体験や思い出にお金を使いたいので、それ以外を削りました。
あなたが本当にお金を使いたいことは、何でしょうか。
旅行でしょうか、お孫さんとの時間でしょうか。
削る場所と使う場所のバランス。
バランスの取り方こそが、老後にお金で困らない考え方です。
今日、引き出しから保険証券を1枚取り出す。
そこから始めてみませんか。

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